「なぜ?」を放置する子は英語でつまずく!
中1の定期テスト前に読ませたい一冊

「中学校に入ってから急に英語の成績が落ちた」「小学校の頃は楽しそうだったのに…」
そんな悩みを抱える親御さんは少なくありません。
実は、中学英語でつまずく背景の一つには、小学校で身につけた「なんとなくの英語」だけでは対応しにくくなることが挙げられます。
土台がグラグラのまま難しい文法を積み上げようとして、崩れてしまう――そんな状態です。
そこで今回は、そんな基礎の抜け漏れを根本から修復する一冊として、『小学校高学年から使える 英語でつまずかない本』(かんき出版)をご紹介します。現役講師であるsatoshi先生が、プロの視点から同書の価値を語ってくれました。
この本をおすすめしてくれた人
satoshi先生/指導歴10年超のプロ家庭教師
中学校・高等学校教諭一種免許状(理科)保有。理系ならではの論理的な視点と、独学受験で国立大学まで進学した実体験に基づき、本質的な学習法を提唱している。勉強が苦手な子からトップオブトップを目指す子まで、幅広い指導実績を持つ。
【推しの一冊】『小学校高学年から使える 英語でつまずかない本』

発売年:2025年
著者:森圭示
出版社:かんき出版
ページ数:144ページ
本書は、中学英語のスタートダッシュに失敗した子や、英語に苦手意識を持ち始めた中学生が「最初の一歩」をやり直すのに最適な一冊です。
レベルとしては基礎の徹底に特化しており、偏差値や志望校を気にする前に、まずは「英語のルール」を言語化して理解したい層に刺さります。
小学校英語と中学英語の間にある深い溝を、論理的な解説で埋めてくれる、まさに救済のためのテキストと言えるでしょう。
なぜ「中学英語につまずき気味」な子に効く?現役講師の本音とは?
まずは、同商品の選定理由をsatoshi先生にうかがいました。
💬 satoshi先生の「ここが推し!」
この本をおすすめする最大の理由は、「なぜ?」という疑問を放置しない姿勢にあります。
中学生が英語を嫌いになるのは、理屈が分からないまま暗記を強いられるからです。
その点、本書は英語の構造を徹底的に噛み砕き、「頑張って覚えて」だけで終わらせない工夫がされています。
特に、小学校で「音」として覚えたフレーズを、中学レベルの「文字と文法」へ昇華させるプロセスが秀逸。
ただやさしいだけでなく、中学1年の定期テストで戦うための視点が組み込まれている点が、他の入門書とは一線を画す「推し」ポイントです。
【現場の声】現役講師が「授業で使用したい」と感じている理由とは?
satoshi先生が評価する理由を、3つの観点から詳しく見ていきましょう。
品詞の役割を「言葉をおく場所」として定義

英語のつまずきは、品詞の迷子から始まります。
本書は名詞や動詞といった用語だけで理解させるのではなく、「この言葉はここに来る」という椅子の取り合いのような感覚でルールを定義しています。
言葉を置く場所さえ決まれば、バラバラだった英単語が意味のある文章として繋がっていく――その快感を、子どもたちが自ら体験できる構成です。
中学英語で最初につまずく「ルール」を補完
ピリオドの打ち忘れや大文字のルールなど、分かっているようで落とす作法の重要性を、本書はしっかり突いています。
こうした細部を意識してテストでの失点を減らすことが、ひいては子どもたちの自信へと繋がっていきます。小学校ではスルーされがちな「正確に書くためのルール」を再認識させることで、中学の厳しい採点にも耐えうる土台を築きます。
丸暗記を脱却し「文の組み立て」を論理的に理解

「暗記に頼る学習は中2で限界がきます」という現場の危機感が、本書の選定理由に反映されています。単語の羅列を覚えるのではなく、主語の次は動詞というパズルのようなイメージで英語を捉え直す工夫が満載です。
論理が分かれば初見の文章でも推測できる力が身に付くため、暗記地獄からの解放を促します。
プロの視点で分析!学習上のメリットと注意点
購入前に知っておくべきポイントを、プロの知見に基づいて整理しました。
✅ メリット
●図解とイラストで「英語の語順」を視覚的に把握
言葉を並べる順番が視覚的に整理されており、文法の説明を文字だけで読むよりも、理解がグッと早まります。英語と日本語の構造的な違いがひと目で分かる工夫は、混乱しがちな中学生にとって大きな助けとなります。
●アルファベットの書き方から発音までをサポート
bとdの書き分けといった初歩的な部分から、音と文字の繋がりまで丁寧に網羅。小学校英語の「あやふやな聞き取り」を、中学で必要な「正確な読み書き」へスムーズに変換してくれる安心感があります。
●中学1年の定期テストで差がつく「基礎力」が定着
定期テストで問われやすい基本事項にも目を向けやすく、失点を減らすための確かな土台づくりに繋がります。基礎を固め直すことで、中1英語に伸び悩んでいる子が、一歩抜け出すための知識を手に入れられます。
⚠️ ここは注意
●中学2年以降の応用文法はカバーしていない
あくまで「つまずきを解消し、基礎を固める」ための本であり、不定詞や比較、関係代名詞といった発展的内容は含まれません。基礎を終えた後は、レベルに応じた別の問題集へスムーズに移行する計画が必要です。
●語彙力の強化には別途英単語帳の併用が必要
文のルールを理解することに特化しているため、掲載されている単語数自体は決して多くありません。語彙不足を感じる場合は、本書で「英語のルール(文法)」を学びつつ、別の単語帳で「中身」を補充していくスタイルが理想的です。
【総評】これ一冊で英語の視界がクリアになる

「『英語なんて大嫌いだ』と諦めてしまう前に、まずはこの本を10ページだけ読んでみてください。本書は、小難しい文法用語の壁を取り払い、暗闇の中を歩くような苦しい勉強を発見の連続に変えてくれます。
もしお子さんが、どこから手をつければいいか分からず立ち止まっているなら、迷わず手渡してほしい一冊です」(satoshi先生)
英語への苦手意識は、適切な学習法によって克服できます。「どこから始めればいいか分からない」と悩む親子に、同書は確かな道筋を示してくれるはずです。
まずはこの一冊から、新しい学習の第一歩を踏み出してみてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
※本記事で紹介している商品の効果や使用感には個人差があります。キュレーターおよび編集部の個人的な見解に基づくものであり、すべての方に同様の効果や成績アップを保証するものではありません。